令和5年3月4日(土)に、表題研修会が酒田市ル・ポットフーで開催されました。この研修会は、酒田市スポーツ少年団指導者並びに関係者が共通のテーマで研修し、市スポーツ少年団活動の一層の発展や指導力の向上を目的に毎年この時期に開催されています。今年度は、日本体育大学の伊藤雅充教授を講師に「プレーヤーズセンタードコーチングで子どもたちのワクワクを引き出そう」と題しての講演でした。 コーチングに正解はなく、相手との関係性の中で生まれる構造的な即興の働きかけとの説明がありました。同じトレーニング内容でも、誰が誰に対して、いつ、どこで、どのようにコーチングするか、どのような価値や哲学に支えられているかで効果も異なってきます。また、指導者は無意識に結果を求めている場合が多く、過程に焦点を当てた働きかけをすることで困難に立ち向かう力が養われます。「できるか、できないか」ではなく、「どうしたらできるか」に視点を当てる大切さを改めて学んだ研修会でした。 スポーツを通して自分自身の人生を乗り越えるためにたくさんの事を学んでいます。「子どもたちがどう学ぶか、どう考えるか、学びは子どもの中で起こる」ということばが印象的で、酒田市スポーツ少年団の指導者・関係者の今後の指導に生かされていくと感じました。
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