2月12日(土)、令和3年度庄内地区広域スポーツセンタークラブ指導者スキルアップセミナーが行われました。今年度の研修テーマは「『どうする?クラブのこれから』〜部活動の地域移行先行事例から学ぶ&実技研修〜」です。当初、参集型の研修会を予定していましたが、コロナ禍のため、オンラインによる開催に変更して実施し、29名の参加がありました。 前半の講演は、新潟県村上市NPO法人希楽々の渡邊理事長から、「融合型部活動への取り組み」についてお話しいただきました。希楽々では平成24年から既存の部活動にはない女子バスケットボール部について、「新しいカタチの部活動(部活動に準ずる活動)」として活動を開始しました。現在はバスケットボールに加え、軟式野球、ソフトテニスも融合型部活動として活動しています。融合型部活動とは「学校が関与する地域の活動」のことです。融合型部活動運営協議会を設置し、学校、地域、保護者、教育委員会が連携して課題や指導に関する支援等を検討しています。特に種目別ワークショップが効果的であり、新たな企画を考えるには妄想も大切だと話されていました。 部活動の中心にいるのは生徒で、生徒の目標を応援したい思いが根底にあり、スポーツを楽しく安心してできるよう地域のスポーツ環境や体制を整えていこうとする熱意と実践力を感じた講演内容でした。(実技研修編に続く)
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